ビジョンなき、日本の進路
厚生労働省は16日、高齢者医療制度の見直しに向け、65~69歳の医療費の窓口負担割合を現行の「3割」から「2割」に引き下げる制度改革の検討に入った。併せて08、09年度と2年連続で凍結している70~74歳の2割負担を実施に移し、窓口負担を▽現役世代(64歳以下)3割▽前期高齢者(65~74歳)2割▽後期高齢者(75歳以上)1割--と高齢になるほど段階的に軽くする。厚労省は10年度にも実現させたい考えで、今年の衆院選後、本格的な制度の見直しに着手する。【鈴木直】(毎日新聞)
小泉構造改革から方向転換?
高齢者の医療費負担は、福祉国家であれば0円でもいい。
制度をいじる場合、その基本となる国家の方針がしっかりしたもので
なくてはならない、欧州型の医療制度をとるのか、米国型の医療制度をとるのか。
厚生労働省の迷走は、国の方向性が定まっていなくて、
ころころ政策を変えるところにある、
本気でこの国は、どのような国を目指すのか
2世、3世の政治家を職業にしている人達には任せておけない。
どうもこの政治家の人達は、100年、200年の国家観は持ち合わせていないように見受けられます。
今回の、不況は100年に一度と言われるいいチャンスなんです。
数年でこの不況から脱出できるかどうか、100年に一度の事を
誰が正確に予測できるか?
だいたい経済評論家の言っている事がまともに当たる事は、
過去なかったのですから。
あたりもしない、数年先の予測より、もっと遙かかなたの
100年先の事を憂い、100年の国家観を出すことが
必要でしょう。少子化の取り組みが大甘です。
どうして、こうも日本人が小粒になってしまたのか?
「社会起業家」というキーワードが浮上してきています。
NPO法人等で、新しい動きを起こそうといった流れです。
官や政治家の自己変革能力は無いものとして認識して、
高い志を持った人達で世の中を変えて行こうとしています。