日々雑感

思いつくまま、気のむくまま

ウエブ効果は、どのように見極めるか

Web=インターネット環境で、どの程度のネット効果を見極めるか?

ネット集客を行っている立場からの気づきを幾つか書き出してみます。

中小の地方の飲食店舗にとって、どの程度のエリアがマーケットに

なりうるかという視点で見ると、

お店の立地による所が大きいように思います。

駅前の店舗であれば、駅の乗降客のウエイトが高いでしょうから、

日常利用する通勤客であったり、土日に買い物で移動する人達と、

他の場所よりも人の動きが多い分だけ、お客さんになりうる確率も高い。

しかし、同時に店舗密度も高くお互いの競争も熾烈になる。

客単価と、客の回転率、当然地代も余計にかかる。

実店舗ベースで既に、味とサービスを他店より優位に持っていけば

集客には困らない要素が多い。

しかし、人の流れの多い駅前でさえ、駅利用人口の減少に悩むケースが

多くなって来ている。

電車の停車駅による、集客と、車の駐車場確保による、

周辺地域の立地優位性は一概には語れない。

前ぶりが長くなりましたが、ネット集客がメリットとなる店舗と

そうでない店舗があるということ、

それと、ネットからの情報発信の質と程度もいろいろである。

という事を言いたかったのです。

これは、家内事業的な成り立ちの多い飲食店舗と、

居酒屋やファミリーレストランのように全国チェーンで多店舗

展開している所では、当然事業規模が違っています。

昔の駄菓子屋さんや、酒屋さんがコンビニに代わっていった

ように、経営レベルでは大きな違いがあります。

どのくらいの売上げ規模、経営規模でネット集客の必要性が

ますか。

この点で、店舗オーナーの心意気がいかほどかによると

大きい事は今の時代メリットでもありデメリットにもなります。

食文化としての飲食店舗がお客様に何を伝えたいか、

どのような食事、商品を召し上がって戴きたいのか。

明確なコンセプトがない所は、ネットで発信するベースを

持っていないようで、そこそこの範囲の情報、

お店の営業時間、店休日の案内、メニューの価格・写真等

お店にいけば分かる情報をアップする程度にとどまるでしょう。

ソーシャルメディアであるツイッターfacebookを続けようとすると

そこにある繋がりの中心は人で有ることを、

しっかり認識して、コミュニケーションをとって行くことになります。

文字によるコミュニケーションが苦手であれば、写真だけでも

いいでしょう。美味しいものを提供すればいいという事から、

別な動きが求められることが、ネットの活用だと思います。

自らするか、他に依頼するかは手間と経費の問題です。

するかしないかは、する方がいいでしょう。

出来ることから、少しずつ始めましょう。

しかし、継続できない、途中で止めるようであれば

最初からしない方がよかったりします。

止めた時にそれまでの努力の成果が少しずつ減っていきます。