COMPUTEX TAIPE2009で台湾エイサー・Jim Wong氏のコメント
台湾エイサーによるネットブックへのAndoroid採用の記者発表会で
Jim Wong氏(President of IT Products Global Operation)は、製品のリリースについて、AndoroidとLinuxのネットブックをQ3にリリースする予定、Windowsではないと発言している。
Windowsの問題は古くて新しい問題で、コンピューターに係わっている人は誰でも感じる事がある。
システム起動が遅い、プログラムが肥大化して処理スピードが遅い
スマートフォンで採用されているWindowsMobileも、モバイル端末に使うには、未完成品でしかない。
シグマリオン等に使われたWindowsCEの方が、モバイル端末には適している、起動、サスペンドは一瞬で終わる。
PalmOSのClieや、シグマリオンを手元において、今でも現役で使わざるを得ないのは、WindowsMobileのもたつく遅さによる。
台湾エイサーが、ネットブックにAndoroidやLinuxを採用するのは、
このOSがモバイル用には優れているからです。
パソコンの上級者が、海外のエイサーやASUSのネットブックを選択するという調査報告があるが、製品開発コンセプトでは海外のメーカーの方が進んでいる感じを持ちます。
特にネットブックで起動にもたつきのある、WindowsMobileには機能付加が必要で、バッテリーの稼働時間を長くする工夫であったり、Linuxソフトで別起動させたり、Linuxモデルを提供したりと、
もたつくスピードの改善を図っています。
遅いモバイル端末は、紙媒体の手帳には機動性でかなわないのですから。
PalmのCLIEやシグマリオンのスケジュール、メモ端末としての機能はある面完成されていて、通信面や他の進歩する機能との複合化で
開発者に予算が回らなかっただけで、完成品がそこにあった。
ハードの進化で容量アップやスピードアップは格段に進んでいますが、どうしてもOSところで引っかかる。
携帯のauがユーザーの増加で足踏みしたのも、共通プラットフォームを採用した事で、端末の動作がもっさりとしたものになり、操作性の悪さを指摘された事も一因のようです。
コンピューターはスピードが命で、「きびきび」動く事が
非常に大事で、機能とスピードのバランスが崩れた時、そのシステムは市場競争力を失う。今販売されているWindowsMobile端末は
操作スピードを2倍から3倍にアップしてもまだPalmよりトータルスピードが劣る。「The Zen of Palm」の思想が光る。
SONYがCLIEを復活させる時に、SONYスピリットが蘇る。
データーシンクロという便利な機能のおかげで、PDA端末が役割を分担しながら、データーの更新ができる。一台にまとめようとしてまとめきれない現状は数多くのPDAユーザーが経験している。
私も、結局4台のPDAをデーターシンクロしながら使い続けているが、絶妙なバランスが保てている。