投票権のない選挙が終わって
民主党の代表選挙が終わりました。
私は、サポーターでも党員でもないので、当然投票権はありません。
Twitterで、呟いている人はもうご存知ですが。ネット世論とマスコミ世論が
大きく違った。世論のねじれ現象が露呈した初めての選挙です。
その前の、参議院議員選挙で、当初言われていた、ネット解禁が実現していません
ので、一般国民が投票する事はできない、民主党内の選挙でしたが、
その分公職選挙法等の規制もない中で、ネットで自由な書き込みが行われ、
ネット上の世論と、TV、新聞等のマスコミの世論数字が真逆の結果となりまし
た。
結果は菅総理の続投という結果です。
よく、政治の話題は避けられがちです。
イデオロギーの違いで、個人が政治的立場を表明する事は
憚られる時代が、長く続いて、中々政治論議をすると
いう事が一般的でありませんでした。
しかし、現代政治、政権の対立軸がイデオロギーでなく
利権団体の権利主張の対立といった構図になっていて。
そこに自国内の問題だけでなく、米国、中国、韓国といった
他国との日本の位置関係が微妙に違っていて、
一般国民としては、何を基準に選択し、誰を、どの党を支持すれば
いいか、判断しかねる状況にあります。
私も、どこかの団体に属していてその利益が個人の利益と直結して
いる訳でもありませんし、特定の政党を支持している訳でもありません。
しかし、現状の日本の閉塞感を打破していく事において、
新しい動き、新しい発想は求められていると感じます。
戦後65年たっても、アメリカから自立できていない日本の立場、
いろいろと問題提起がされています。
一市民、一国民として、はっきりと自分の意見、考え方を、
一人一人の人が持つことを志向して戴きたいという思いが強くなりました。
世論は、しっかり自分で考え、自分なりの意見を持った集団によって
形成されるもので、その時々に流れる情報に左右されるべきものでは
ありません。日本は民主主義国家です。
基本的に多数決で決まっていきます。
発言する個人、発言しないまでも自分の考えをしっかり持つ人々。
時代は個人の時代と言われますが、政治レベルではまだ物言う団体、
力のあるところが優先されています。
「政治と金」という言葉が連呼されましたが、
「政治と票」多くの物言わぬ人の票が生きて来る時、
本当の民主政治、民衆政治が行われるように思います。
Twitter上の情報が全て真実ではありませんが、
マスコミで流されている情報とのあまりの違いに驚いています。
戦後のいろいろな体制、組織の劣化が進んだ結果なのでしょう。
歴史的、位置づけとして、今の自分をしっかり捉える事で
新しい、日本の未来が出来上がってくると思います。
「個」の時代をしっかり考えましょう。