日々雑感

思いつくまま、気のむくまま

田舎が雑多な街に変わりつつあります。

少子高齢化が現実のものとなり、国勢調査でも人口の現象が現れています。

 総務省が26日公表した2015年国勢調査の速報値で、日本の総人口は1億2711万人だった。前回10年の調査より94万7千人(0・7%)減り、1920年の調査開始以来、初めて減った。日本の人口減少の傾向が改めて裏付けられた。また、速報値を基にした衆院小選挙区の「一票の格差」は、37選挙区で最高裁が「違憲状態」の判断基準とする2倍以上だった。

 調査は昨年10月に行った。速報値によると、首都圏を中心に人口が増える一方、地方で減少しており、二極化がさらに強まった。

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参照:朝日新聞web版

国勢調査で初の人口減少 2010年から94万人減

相原亮、竹山栄太郎

2016年2月26日10時16分

 

少子高齢化に伴い、全国で空家率が増えて行く流れの中で、

田舎で、戸建ての家が新しく建っています。

田舎は土地が安い、賃貸に入居するより住宅ローンを組んだ方が

安くなる等の理由があるのでしょう。

これは家族構成にもより、子育て世代で子供部屋も必要で、部屋数が多い方が

いいという世代は、確かに地方で部屋数の多い、戸建てを建てることで経済的なメリットはでるでしょう。
しかし、道路整備が従来のままで、田畑を宅地化して住居が建っていくと
団地のように碁盤の目のように道路が整備されて宅地分譲が始まるのでは
ありませんから、空地を家で埋めていくようなカタチで住宅地が出来上がって

きつつあります。
街つくりとしては、計画性のない町並みができつつあり、
雑多な居住地が出現しています。

田畑も耕作する人がみなさん高齢になり、兼業農家として耕す人もいなくなると
その土地を売却して、宅地にしましょうといった声がかかるのでしょう。

「田舎」という場所が、本当に住んでいたい場所であり続けるのも難しようです。

最初につける道路で、その街が決まるという事が深く心に染みる、昨今です。