自民党の自壊の終わり。
この党は、宮澤内閣の時に惨めな下野を経験してから
本質的になんら変わらずに、自らの延命を画策して今日に至る。
政権を担当する政党ではないという事が先である。
公明党との連立でしか政権を担当できないという状態が、
長く続いた事自体が異常である。
依頼して、資質を疑われるような総理大臣を数代に渡って、
担ぎ出して、場当たりの政治を行ってきた。
小泉政治の検証もしない、戦後政治の検証もしない、
政治屋と揶揄されてもしかたないような、政治家を職業にしてきた
人が多いので、この期に及んで、自分たちの失業の危機に慌てふためく。こんなレベルの低い人を選んだ選挙民にも責任がある。
民主党に何ができるか、未知数であるが、アメリカの言いなりになることなく、中国の軍事力に対抗して、アジアの平和を守り、
日本がイニシアティブをとって指導力を発揮する外交ができる方向性に向かえば、自民党は一つとして実行できなかった党であったので、方向性を示すだけでもよしとしなくてはいけない。
自民党が隠蔽してきたもの、三権分立と言われながら時の政権にすりよった司法、まともだと錯覚した戦後の常識が雪崩を打って崩れる時がきた。
日本人の美学は、今の自民党には既にない。
「大政奉還」と大袈裟に聞こえるような発言があったが、まさに
潔さが今求められる、潔さがあれば浮かぶ瀬もあるが、悪あがきの後に敗退すれば、万年野党の道しかないかもしれない。
日本の戦後の終わりと、新たな日本の出発は自民党では出来なかったということでしょう。
変革をごまかした小泉政権、遅々として進まず、むしろ改悪が横行し、世界が変わり、世の中が変わっている時に、日本の政治だけが、訳の分からない年寄りから継承した永田町の論理なる、時代錯誤の感覚がものの見事に崩れてしまった。
派遣の人達が職業を失う悲哀を味わったが、これから自民党議員が
選挙で落選して同じ、無職の悲哀を味わう事になる。
小泉の子供が落選した時に、小泉政治の検証が終わったと言える。
戦後の小粒の政治家が日本をダメにした。
自民党は民意を問う形で、早く選挙を行って粛々と退陣をすべきしょう。