皆既日食
私の住んでいる場所からは、部分日食しか見えませんでした。
あいにくの曇り空でしたが、一時雲の切れ目から部分日食を見ることができました。
太平洋上の船上からの中継で、素晴らし皆既日食を見る瞬間、
座禅を組んでいる感覚で、映像としての皆既日食でなく、
あたかもその船上にいるかのような、イメージで船の揺れ、海の潮の香り、体感できる気温、光の強さ等を五感で感じながら観察する事ができました。洋上にワープしていました。
コロナの中にプロミネンスがきれいに映し出されて、宇宙の大きさと自然の偉大さに圧倒されました。
座禅を組む時に、体から離脱していく事をイメージする事がありますその時に宇宙に漂うイメージを持つことがあります。
太陽をイメージする時に、少し具体的な要素がプラスされました。
地球温暖化が言われています。
今回の皆既日食でもあきらかなように、コロナの勢いが落ちています、太陽の活動周期は、通常11年周期で強弱を繰り返しているようですが、ここ数年周期が延びてきていて、
1650年からおこった地球寒冷化の時期に似てきているという研究もあります。
この事が、地球は温暖化しているのではない、むしろこれから寒冷化に向かうと言われる根拠になっています。
太陽の活動状況からすると、寒冷化説は説得性があります。
一人一人が、地球にやさしくと、キャンペーンが行われますが、
自然の優しさと、自然の厳しさは、人がどうこう言うレベルではないような気がします。自然に対して謙虚であらねばならないという思いを強くしました。
工業生産に石油を使わなくなって、電力も火力発電のウエイトを下げて、脱石油が進めば、太陽活動とともに、地球の温暖化は防げそうな気がしますが?
太陽観測衛星の「ひので」からのデーターで、太陽の磁力線の動きである黒点活動や、地場が反転するなど、エネルギーの塊ともいうべき太陽の不思議に、あらためて感謝した1日でした。