日々雑感

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佐賀県の飲食店が「食べログ」提訴

「店舗情報勝手に載せないで」

佐賀県の飲食店が「食べログ」提訴

この問題は、いくつか議論を深めて戴きたい点が

ありますが、私は「食べログ」の方針を支持します。

http://www.j-cast.com/2010/09/10075536.html

この提訴には、いくつかの問題を含んでいます。

どうして、「食べログ」を支持するかも、

丁寧にコメントしてみます。

少し、時間を置きましたが、現時点では

お店の名前も、提訴の内容も細かくは確認しようもありません。

先ずは、裁判まで持ち込まなくても解決できたのでは

ないのかという疑問が残ります。

話し合いの時間が充分に持たれたのかどうか?

提訴までする店主の意図が報道だけではわかりません。

参考に、記事のリンクを貼りましたが。

以下 記事内容です。Jcastニュースより

訴状:

『 訴状などによると、2010年3月、店舗の外観やメニューなどが、店に無断で投稿・掲載された。その後、店は外観やメニューを変更したが、「食べログ」の掲載内容は変更されないままだった。店舗側は「食べログ」に削除を要求したが、受け入れられなかったという。』

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コメント:お店の外観やメニューなどがお店に無断で投稿・掲載

されたと言う内容は、ユーザーによる投稿で上記内容がネットに

アップされた事をさしていますね。ユーザー投稿サイトなので、

投稿ユーザーが変更、削除する事は可能である。

食べログ側でもこのユーザー投稿内容が不適切であれば、削除

変更に応じてくれるシステムになっている。

この投稿内容の変更でいかに話し合われたかは不明。

削除を要求した内容は、お店登録そのものの

削除だと思われる 

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訴状:

『 また 店側は、独自のウェブサイトを開設しているものの、検索エンジンでは食べログの方が上位にヒットする。この点についても、「混乱を招く」と問題視している。

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コメント:残念ながらといおうか、この事実が大切。

 食べログの方がSEO的には効果が高く、独自のウェブサイトを

開設しても、食べログの方が明らかに集客の為のポータルサイトとしては優れている。店名、ジャンルで検索をしても食べログの方が先にヒットする。このことはお店としては大きなメリットでもある。

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記事:答弁書の一部

 

情報を一般公開している店を全て掲載する方針

カカクコム側は、答弁書で(1)掲載されている内容は、投稿時の情報としては正しい(2)最新の情報と異なる可能性がある旨、注意書きがある、などと反論。

同サイトには、情報の正確性ついては

「あくまでも任意で登録されている情報であるため保証することはできません」

としている。一方、

食べログでは『店舗情報を一般公開しているお店を全て掲載』する方針で運営しております。ホームページ・ショップカード・雑誌・書籍・電話帳などで店舗情報を一般公開しているお店については、店舗様のご意向に関わらず口コミが投稿される仕組みとなっておりますので、ご了承ください」

といい、公開情報は店の意図にかかわらず掲載するという方針をかかげている。

食べログは、全国約60万店の情報が掲載されている国内最大級の口コミグルメサイトで、情報量の多さには定評がある。

カカクコム広報室では、

「訴訟に関わります件につきましては、現在紛争中であるため、当方からのコメントは控えさせていただければと存じます」

としている。』

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コメント:「食べログ」サイトを利用するメリットが大きい。

 今回の提訴の内容の詳細が不明なので、一般論として

 コメントします。

 「食べログ」が一般公開されている店舗情報を掲載する

 のは、自由である。

 他のグルメサイトでは、有料のサービスを提供した時に

 限り、写真や料理などのコンテンツをアップ。

 契約が切れると、一般情報のみにコンテンツが

 変更される。

 有料サイトとしての構成の為、あきらかに料金負担を

 行わないであろうと思われる店舗等は掲載されない

 傾向がある。食べログが全てくまなくという程の数の

 店舗をアップしていく方向性は、私は支持したい。

 飲食店舗は、資本力のあるところ、規模の大きな

 ものは全体の数パーセントで、殆どが個人店舗で 

 マーケティングとは縁遠い、業種である。

 食べログは、無料で店舗登録を受けていて、

 資本がなくても、パソコンに精通していれば、

 店舗情報を充実させる事ができる。

 店舗の営業時間、休日、料理の写真、メニューの価格等

 ネット社会を迎えた今日、これだけの集客サイトが

 無料でサービスを提供してくれている、

 メリットは、店舗側からするとどの業種よりも恵まれて

 いる。

 独自にホームページを作成する必要性はケースに

 よってはあります。しかし、SEO的には圧倒的に

 食べログの店舗サイトの方がネット検索で有利です。

 資本力というより、資金的に余裕のない店舗に

 とっては、願ってもないサイトだと思います。

 店舗としては、食べログサイトへ正確なお店の情報を

 アップすること、変更は適時行う事が手間だけで

 可能な状態です。

 上手にこの有益なサイトを利用する事を考える事。

 提訴するよりも、食べログサイトの変更、更新作業

 から、自社サイトへ誘導する事に手間をかける事の

 方が得策だと思います。

 他の問題として、お店の営業妨害かと見間違うような

 辛辣な口コミを残す人がいるが、

 ネット上のエチケットとしていかがなものか、

 しかし口コミにコメントする事ができるので、

 クレームをうまく処理して、お店にプラスに持って行く事は、

 当たり前にできる事です。

 手間をおしみ、少しの出費も惜しんでいては、

 何も出来ません。

 折角、食べログが提供してくれているサイトを、

 上手に利用して行きたいものです。

 私は、無料、有料でこの食べログサイトを、集客に

 使ったネットマネジメントを行っています。

 

 飲食店舗としては過剰品質、過剰サービスとも言える

 ネット対応をしていますが、

 どの業種よりネットマーケティングの試みと

 レスポンスを計測し易い環境である事を

 興味深く見ています。

 

 Freeである

 Googleの各種サービスと、食べログの集客力の

 コラボで提供できるネット戦略が旬です。